ノートパソコン

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このページにはノートパソコンをもっと使いやすいように設定するのに必要なページへのリンクが含まれています。ノートパソコンの設定は多くの点でデスクトップの設定と同じです。しかしながら、重要な違いも多少存在します。Arch Linux はノートパソコンを完全にコントロールするために必要なツールやプログラムを全て提供しています。プログラムやユーティリティについて適切なチュートリアルと一緒に説明しています。

特定のモデルのノートパソコンについて Linux のハードウェア互換性を知りたい場合は、ノートパソコンメーカーごとに分かれているサブページを参照してください。

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メーカー表にモデルが載っていない場合、カテゴリ:ノートパソコンからメーカーのサブカテゴリを開いて類似のモデルの記事が存在しないか確認すると良いでしょう。

電源管理

ノート: まずは電源管理省電力設定を読んでください。以下ではノートパソコン特有の設定について述べています。

バッテリー容量を上手く活用するには電源管理がとても重要です。以下のツールやプログラムを使うことでバッテリーの寿命を伸ばしたりノートパソコンを低温・静音化できます。

バッテリーの状態

バッテリー状態を取得する方法は複数あります。古典的な方法は ACPI インターフェイスを使ってバッテリーレベルを定期的に取得するデーモンを使う方法です。システムによっては、バッテリーを 1% 放電するたびに udev にイベントが送られます。udev ルールを使ってこのイベントを他のアクションに繋げることができます。

ACPI

ターミナルから ACPI ユーティリティを使うことでバッテリーの状態を読み込むことができます。ACPI コマンドラインユーティリティは acpi パッケージに入っています。詳しくは ACPI モジュールを見てください。

  • cbatticon はシステムトレイに収まる軽量で高速なバッテリーアイコンです。
  • batterymon-cloneAUR はシステムトレイに表示されるシンプルなバッテリーモニタで、batti と似ています。
  • batifyAUR は電源が接続されたときや残りバッテリーを通知する udev ルールファイルです (x のマルチセッションに対応)。

Udev イベント

バッテリーからイベントが送信される場合、udev ルールを使ってバッテリーが残りわずかになったときにシステムを自動的にサスペンドすることができます。保存していない作業を消失することを防ぐことが可能です。

ノート:
  • 全てのバッテリーが放電イベントを報告してくれるわけではありません。バッテリー使用時に udevadm monitor --property を実行して、イベントが報告されているかどうか確かめてください。バッテリーが最低でも 1% 消費されるまで実行したままで待ってください。イベントが何も表示されず /sys/class/power_supply/BAT0/alarm が 0 以外の数値の場合、おそらくバッテリーがイベントを発生させるのは BAT0/energy_now が警告値を下回ったときのみです。それにあわせてパーセンテージを設定しないと udev ルールは機能しません。
  • 以下のルールは条件が満たされるかぎり何度も実行されます。そのため、バッテリーが少ないときに休止状態から復帰するとコンピュータはすぐにまた休止状態になってしまいます。ノートパソコンによっては一定量のバッテリーが残っていないと起動ができないため、それにあわせてルールを修正する必要があります。
/etc/udev/rules.d/99-lowbat.rules
# Suspend the system when battery level drops to 5% or lower
SUBSYSTEM=="power_supply", ATTR{status}=="Discharging", ATTR{capacity}=="[0-5]", RUN+="/usr/bin/systemctl hibernate"

バッテリーの値はいきなり低い数値になることがあるので、上記の udev ルールでは 0% から 5% までマッチするパターンを使用しています。

一部のバッテリーは緊急状態の信号しか送信しないため、以下のようにルールを変更します:

/etc/udev/rules.d/99-lowbat.rules
ACTION=="change", SUBSYSTEM=="power_supply", ATTR{capacity_level}=="Critical", RUN+="/usr/bin/systemctl hibernate"

電源供給の状態や残量にあわせてアクションを実行するようにルールをカスタマイズすることも可能です。

ACPI イベントが発生しない場合、cron で以下のようなスクリプトを実行してください:

#!/bin/sh
acpi -b | awk -F'[,:%]' '{print $2, $3}' | {
	read -r status capacity

	if [ "$status" = Discharging -a "$capacity" -lt 5 ]; then
		logger "Critical battery threshold"
		systemctl hibernate
	fi
}
イベントのテスト

udev ルールをテストする一つの方法はルールが実行される時のファイルを作成させることです。例えば:

/etc/udev/rules.d/98-discharging.rules
SUBSYSTEM=="power_supply", ATTR{status}=="Discharging", RUN+="/usr/bin/touch /home/example/discharging"

このルールはノートパソコンの充電器が抜かれた時の /home/example/discharging にファイルを作成します。ノートパソコンの充電を止めてこのファイルを見ることでルールが動作しているかどうか確かめられます。もっと詳しい udev ルールのテスト方法は Udev#ロードする前にルールをテストする を見て下さい。

サスペンドとハイバネート

手動でメモリ(スタンバイ)やディスク(ハイバネート)にオペレーティングシステムをサスペンドすることで、ノートパソコンの使い方によっては、バッテリーの寿命を最適化できることがあります。

サスペンドとハイバネートを見て下さい。

ハードドライブのスピンダウン問題

こちら に情報がまとまっています。

ノートパソコンのハードドライブが頻繁にスピンダウンするのを止めるには:

/etc/udev/rules.d/75-hdparm.rules
ACTION=="add", KERNEL=="sd[a-z]", ATTR{queue/rotational}=="1", RUN+="/usr/bin/hdparm -B 254 /dev/$kernel"

hdparm のパラメータのドキュメントは hdparm(8) を見て下さい。

復帰イベントの設定

システムをスリープステートから復帰させるイベントは /proc/acpi/wakeup に規定できます。Device カラムのエントリを書き込むことで状態を enableddisabled で切り替えることが可能です。

例えば、フタを開いたときにサスペンド (S3) から復帰しないようにするには、以下のコマンドを実行:

# echo LID > /proc/acpi/wakeup

上記の設定は tmpfiles.d(5) で永続化できます:

/etc/tmpfiles.d/disable-lid-wakeup.conf
w /proc/acpi/wakeup - - - - LID

ハードウェアのサポート

画面の明るさ

バックライトを見て下さい。

タッチパッド

タッチパッドを正しく動かすには libinput のページを見てください。Synaptics タッチパッドは旧式のインプットドライバーで、更新が止まっています。

指紋リーダー

Fingerprint-gui, fprintThinkFinger (ThinkPad 用) を見て下さい。

ウェブカメラ

ウェブカメラ設定を見て下さい。

ハードディスクの衝撃保護

様々なメーカーから耐衝撃機能を備えているノートパソコンが出されています。製造会社は必要なソフトウェアコンポーネントのオープンソースの開発をサポートしていませんが、Linux はハードウェア実装が異なる様々な衝撃保護をサポートしています。

現在、HDAPSHpfall (AUR から利用可能) という2つのプロジェクトがこの種の保護をサポートしています。HDAPS は IBM/Lenovo の Thinkpad に hpfall は HP/Compaq のノートパソコンに対応しています。

ハイブリッドグラフィック

ノートパソコンのメーカーは1つのコンピューターに2つのグラフィックカードを載せ、高いパフォーマンスと低い電力消費量を両立させる技術を開発しました。こうしたノートパソコンは通常、ディスプレイに Intel を使っているため、まず Intel Graphics ドライバーが必要です。それから2つ目のグラフィックカードを利用する方法を選ぶことができます。

ネットワーク時刻同期

ノートパソコンでは、ネットワークによる時刻の同期に NTPdsystemd-timesyncdOpenNTPD の代替である Chrony を使うと良いかもしれません。Chrony は(ノートパソコンのように)ネットワーク接続が途切れてしまうシステムでも上手く動くように作られており、標準的な ntp よりも時刻同期を素早く行うことが可能です。時計のズレを早く修正するために周波数補正の範囲が広かったり、時計の周波数の変化に機敏に対応するので、仮想マシンで動かしているシステムで使うときも Chrony に利点があります。また、メモリの使用量が少なく不必要にプロセスを起こさないので、電力効率を向上できます。

参照

全般
  • CPU 周波数スケーリングは主としてノートブックで使われている、システム負担や電源設定にあわせて CPU の周波数を調整する技術です。
  • Display Power Management Signaling では一定時間操作を行わなかったらノートパソコンの画面を自動的に切る (スクリーンセーバーで黒画面にするだけでなく完全に信号を切る) 方法を説明しています。
  • ワイヤレス設定では無線接続の設定に関する情報を提供しています。
  • 特別なキーボードキーにはメディアキーの設定の説明があります。
  • acpid は ACPI イベントを扱う、柔軟性と拡張性があるデーモンです。
特定の種類のノートパソコンのページ
  • 特定のモデル・メーカーのページは カテゴリ:ノートパソコン やサブカテゴリを見て下さい。
  • ThinkPad のバッテリー設定は TLPtp_smapi で説明されています。
  • acerhdf は Acer Aspire One や Packard Bell のノートブックのファンの速度を操作するカーネルモジュールです。
外部資料